ネイル

そのネイルちょっと危険かも!セルフネイルのデメリットとは?

セルフネイル デメリット

さまざまなカラーや模様に加え、パールやストーンでアクセントをつけるなど、指先を美しく見せるネイルアートはバリエーションが豊富でおしゃれ心をくすぐります。今やネイルはカラーやデザインだけでなく、素材や施術方法も進化しています。

しかしその一方でセルフネイルによる爪トラブルも増えています。今回はセルフネイルのデメリットと、間違った扱い方による危険性をご紹介していきましょう。

1. セルフネイルとは?

セルフネイルとはサロンに行かず、自分でネイルアートを施すことです。またネイルを自分で取り除くことをセルフオフといいます。

これまで複雑なネイルアートはサロンで施術を受けるものでしたが、近年ネイルの材料や道具がネットなどで手軽に購入できるようになり、セルフネイルを楽しむ人が増えてきました。サロンに行かなくても好きな時間にネイルができる気軽さや、1回あたりのコストの低さが魅力です。ではネイルにはどんな種類があるのでしょう。

2. ネイルの種類

ネイルにはベースの部分とその表面を飾るパーツの部分がありますが、ベースには大きく分けてマニキュア、ジェルネイル、スカルプチュアの3種類があります。

1-1. マニキュア

合成樹脂を着色し有機溶剤で溶いたもので、特別な道具を必要とせず家庭で手軽に塗れることや、リムーバーとコットンで簡単にオフできるのが大きなメリットです。

反面、完全に乾くまで長い時間がかかることや、揮発性があるため爪が乾燥しやすくなるデメリットがあります。

1-2. ジェルネイル

ジェルネイルとはゲル状の樹脂をUVライトやLEDライトによって硬化させたもので、ハードジェルタイプとパラジェルと呼ばれるソフトジェルタイプがあります。

いずれも美しさを長く保てるのが特徴で、マニキュアが1週間程度しか持たないのに対し、ジェルネイルは3〜4週間持つというのが大きなメリットです。

デメリットとしてはオフするのに時間がかかることや、扱い方を間違えると健康被害を起こす可能性があげられます。とくにハードジェルはジェルの付きをよくするために、爪の表面を細かく削るサンディングを行うことから爪トラブルが起きやすく、セルフネイルは慎重さを要します。

1-3. スカルプチュア

長さ出しともいわれるもので、アクリルリキッドとアクリルパウダーを化学合成させ自爪に付け足す人工爪です。強度が強くしっかり密着しますが、ハードジェル同様にサンディングが必要で、サロンでも高度な技術と長い施術時間が必要になります。

3. ジェルネイルやスカルプチュアはセルフネイルが難しい

先述のようにマニキュアは扱いが簡単な上、デメリットも小さいためセルフネイルには比較的向いているといえるでしょう。

しかしジェルネイルやスカルプチュアは知識がないまま安易にセルフでやると、綺麗に仕上がらないだけでなく、思いがけない爪の病気になることもあります。

以下、ジェルネイルを中心に、セルフネイルのデメリットと注意点をみていきましょう。

3-1. 時間や技術面のデメリット

  • サロンにくらべでの施術時間が約2倍かかる
  • 利き手と反対側の手でネイルするのが難しいため、左右の仕上がりに差が出る
  • 知識と技術が足りないため、はがれやすく割れやすい
  • 全体的な完成度が低い
  • きちんとした爪のケアまでできない

3-2. 健康面のデメリット

  • 不慣れで塗り間違えたりネイルが剥がれると、何度も爪を削り直したりオフ剤を多用してしまい爪が薄く弱くなってしまう
  • 技術不足でジェルが浮いてしまうとジェルと爪の間の隙間から湿気が増えて緑膿菌が繁殖し、グリーンネイル(爪が緑色になる)になりやすい
  • 一人で行うためジェルが手につきやすく、場合によりアレルギー症状が発症する
  • 雑貨店などで購入した品質が保証されていないジェルを使用すると、爪甲剥離症になる恐れがある
  • 手指や器具などの徹底消毒がされにくいため、爪に細菌が入りやすい

3-3. その他のデメリット

  • サロンのようにリラックスできない
  • 揮発性が高いアセトン(溶剤)による引火で火災になる恐れがある
  • 材料を揃えるのに限度があるためカラーやデザインが限られる

4. セルフネイルをするときの注意点

このようにメリットの裏側にデメリットも多く隠されているセルフネイルですが、仕事や家庭の都合でどうしてもサロンに出向けないこともあるでしょう。そんなときにはいくつかの注意点を覚えておきましょう。

  • 高度な技術を要するジェルネイルやスカルプチュアではなく、比較的扱いが簡単なマニキュアで行う
  • 複雑で高度なテクニックが必要なデザインや仕上がりを目指さない
  • ネイルの前に健康な自爪づくりを意識し、ケアする時間を大切にする
  • 換気がよく周辺に火気がないことを確認してから始める
  • 爪の健康を左右するオフは慎重に行い、オフのみでもサロンを利用してみる
  • まずはサロンで経験しネイルの基本を知り、スタッフに相談しやすい環境をつくる

ネイルを塗ったりパーツをつけたりすることは一見楽しく簡単そうに見えるかもしれませんが、実際にやってみるとオフも含め手間や時間がかかり、さまざまな知識も必要になってきます。セルフネイルは自分が楽しむために行うものですが、うまくできずイライラして楽しめないようでは本末転倒です。

納得のいくネイルをしたい人はもちろん、時間が作れる時はサロンを利用し、時間がない時はセルフで、というように使い分けるのもひとつの方法でしょう。

5. まとめ

ネイルは爪を傷めてしまうというイメージもあるようですが、きちんとした知識と技術で行えば、常に爪への気配りも生まれ健康的な爪を保つことにも役立ちます。指先の本当のおしゃれは健康な爪があってこそ。

パラジェル認定サロン「Sunny hills藤沢店」では、爪を削るサンディングをしないパラジェルで、傷んだ爪や薄くなった爪の方にも安心してネイルを楽しんでいただけるように、最新の技術でスタッフがお待ちしています。オンラインによるアフターケアやネイル講座も実施中。爪の健康とネイルアートの美しさを両立させられるプロの技術をぜひ一度お試しください。

ホームページはこちら